光のたより

  1. 初秋を彩る彼岸花を撮る

    2017年の彼岸花は例年にも増して美しかった。棚田を縁どる彼岸花の美しさは格別である。近年には白や黄色の彼岸花もあるが、やはり赤の彼岸花が美しい。熊本県北部に位置する山鹿市菊鹿町番所の棚田を彩る彼岸花は、いろいろなアングルで写せる絶景ポイントのひとつ。

  2. 熊本の産業世界遺産を撮る

    熊本県内には2ヶ所の産業世界遺産がある。炭鉱の街として知られる荒尾市と明治時代に建造された港湾施設として現存する「三角西港」である。どちらの遺跡も夏の光が似合っている。ギラつく太陽の光に照らされた建造物は光と影のコントラストが歴史を封印しているかのように思える。

  3. 水温む春の光景を撮る

    春の訪れは生命あるものにとって一番嬉しい季節である。花を咲かせ新たな生命を育む。生命あるものにとって大切なものが水の存在。熊本県は湧き水が多い所でも有名。熊本県の北東部に位置する産山村。大分県の久住連山と接する形で田畑が耕作され、村が形造られている。

  4. 花咲く春を撮る

    3月になると春の光を待っていた植物たちが一斉に芽吹き、花を咲かせる。同じ季節に同じ場所で美しい花を見せてくれることは感動的である。熊本県と福岡県との県境いの山合いに、八女市黒木町がある。

  5. 水辺の光景を撮る

    立春が過ぎ、三寒四温を繰り返しながら春の足音が近づく。3月中旬になると一気に花々が咲き出す。それまでの間は、雪が降ったりケアラシがあったり、小春日があったり、様々に気象条件が変化する。そのいずれにしても、ポイントは光である。

  6. 熊本地震の爪痕に見る光景

    12月の九州、「自然の風景」を主な被写体とされている人にとっての紅葉は、余り美しいとは言えないようです。むしろ「落葉と命の移り変わりの様」に写真的世界を探して頂く事をお薦めします。

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