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  1. 花咲く春を撮る

    3月になると春の光を待っていた植物たちが一斉に芽吹き、花を咲かせる。同じ季節に同じ場所で美しい花を見せてくれることは感動的である。熊本県と福岡県との県境いの山合いに、八女市黒木町がある。

  2. 視覚を初めとした五感の記憶と写真 Ⅲ

    ③記憶の海に残る場所の空気感皮膚で感じる風や湿度といった感覚以外に、背筋が寒くなるような気配もまた場所の空気感として感じることがある。山には鬼が棲み、川にはカッパが棲んでいたのが昔の日本である。月に兎が居ないことが解って以後、鬼やカッパも日本の山河から姿を消した。

  3. 視覚を初めとした五感の記憶と写真 Ⅱ

    ②匂いの記憶とイメージ九州の山里が少年期を過ごした場所である。家の前を小川が流れていて、その流れは菊池川に注ぎ、大河となって有明海へと流れ広がっていく。昭和30年代の日本が大きく変貌を遂げ続けている頃である。小川には魚や生き物が数多く棲んでいた。魚の種類も豊富だった。

  4. 水辺の光景を撮る

    立春が過ぎ、三寒四温を繰り返しながら春の足音が近づく。3月中旬になると一気に花々が咲き出す。それまでの間は、雪が降ったりケアラシがあったり、小春日があったり、様々に気象条件が変化する。そのいずれにしても、ポイントは光である。

  5. 熊本地震の爪痕に見る光景

    12月の九州、「自然の風景」を主な被写体とされている人にとっての紅葉は、余り美しいとは言えないようです。むしろ「落葉と命の移り変わりの様」に写真的世界を探して頂く事をお薦めします。

  6. 視覚を初めとした五感の記憶と写真

    ① 光と記憶がスパークする時リアリティが生まれる無限に広がる大きな宇宙の中に今、生かされて生きている。その外的宇宙とは別に、私の脳の中にある記憶とイメージの内的宇宙が在る。宇宙物理学者のアインシュタインはかつて、「宇宙は私を空間で包むが、私は宇宙を意識で包む」と語ったことがある。

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